2017.01.23 Monday

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2006.07.12 Wednesday

「若冲と江戸絵画」展をみる

「若冲と江戸絵画」展に行ってきました。連れ合いと昼過ぎに上野公園に到着、とても蒸し暑い曇り空の下を東京国立博物館に向かいました。

若冲案内

 平成館若冲展

平成館は初めてです。「プラド美術館展」の東京都美術館がとても狭くて残念な気がしたばかりだったので、平成館は広くて、ゆったりと鑑賞できたのでとても満足でした。

伊藤若冲の作品群にはやはり圧倒されました。大胆で独特な表現と緻密な描写。ひと目でこれほど心が揺り動かされるとは思ってもみませんでした。
          若冲・雪中鴛鴦図
ひとつだけ選びなさいと言われると、本当に困るのですが(誰もいわないって!)、とくに惹かれたのは《雪中鴛鴦図》です。雪や水面下の独特な描写も素晴らしいのですが、何よりも構図の美しさに魅入られました。
あと、《猛虎図》の虎の表情がなんとも愉快なのでよくよく眺めると、毛の描写がとても緻密なのに驚かされました。《鳥獣花木屏風》はまるで西洋画のようでした。
緻密な描き込みと簡略化された輪郭が見事に融合していることなど、若冲の筆の魅力を数え上げればきりがないのでこの辺にしておきますか。

じっくり鑑賞して、最後に第4室の「特別展示(光と絵画の表情)」に足を踏み入れると、そこには光の変化とともに思わぬ変化をみせる絵画の姿がありました。例えば、鈴木其一の《群鶴図屏風》に描かれた鶴の白い羽の部分が、光量が落ちるとともに輝き始めたのには感激しました。
酒井抱一の筆になる《十二か月花鳥図》のその抑えた美しさは心を穏やかな気持ちにさせてくれました。

鑑賞した後はカタログとポストカードを買って終了。これもすっかり楽しみのひとつになりました。

ジャパニーズ・アートをあなどることなかれ。必見のコレクションですね。

2006.06.28 Wednesday

「プラド美術館展」をみる(3) おまけ

すべて鑑賞し終えると、あとは記念品ですね。
カタログとポストカードは予定通りですが、卓上カレンダーがあったのでこれ幸いと買ってしまいました(卓上カレンダーは去年のがいまだにデスクの上を占領していましたから)。この卓上カレンダー、使い終わるとポストカードにできるようになっているので、ポストカードだらけという結果になってしまうのですが・・・・・・。カタログは2300円ですが、これはかなりお買い得だと思いました。
プラド美術館展カタログ 

 カタログの通信販売もあるので、興味のある方はこちらをご覧下さい。

さて、混雑から逃げおおせると、途端にエネルギー切れを感じたので、お茶しに行くことにしました。東京都美術館にもレストランがありますが、そこはパスして、連れ合いが以前から一度寄ってみたいと思っていたという国立西洋美術館カフェ「すいれん」まで足を延ばしました(この表現はおかしいですね。帰り路にあるわけですから)。

すいれんモンブランすいれんチーズケーキ
   ケーキセット モンブランとチーズケーキ
美術館という場所柄のせいか、全席禁煙というところが私たちにはとても有難かったです。

人心地ついたところで、せっかくだから西洋美術館の常設展でも一回りしようかと思ったのですが、閉館時間が迫っていたので、ミュージアム・ショップで本やグッズを見て楽しむだけにしました。連れ合いはまたポストカードを買っていましたが。
建物の外に出ると、まだ明るいので、前庭に展示されているロダンの彫刻数点をさらっと巡ってみました。

上野には、美術展だけでなくて、東京文化会館にときどきバレエを観に行ったりするので、上野に出かける機会がさらに増えそうです。

2006.06.26 Monday

「プラド美術館展」をみる(2) 本編

入場すると、いきなり人ごみが目に飛び込んできました。これはゆっくり鑑賞するのは難しいなと覚悟しましたが、それでも、昨秋の「プーシキン美術館展」のときほどは混雑していない、と気を取り直して群集のなかに突入です。
ちなみに、「プーシキン」のときはあまりの人の多さに早々に退散していまいました(今ほど絵画に対する興味の度合いが強くなかったこともありましたが)。

今回いちばん人気なのは、看板でも紹介した、ムリーリョの《エル・エスコリアルの無原罪の御宿り》、次が《貝殻の子供たち》だそうです(あくまでもポストカードの売れ行きのことですが)。
エル・エスコリアル貝殻の子供たち

実際、これらの絵の前には人だかりがしていて、近づくのはなかなか大変でした。離れて鑑賞するにも、人の頭が多くてよく見えません。そこで、進路方向の上の階に上がって、上から見下ろすと、結構よく見えるうえ空いていて快適でした。

連れ合いが気に入ったのはボデゴンです。とくにメレンデスの《プラム、イチジク、パン、小樽、水差しなど》に魅かれたようでした。来場者の動きを観察していると、これもかなり人気がありそうでした。サンチェス・コタンの《狩猟の獲物、野菜、果物のあるボデゴン》も、窓のような枠から食物がはみ出る構図で、絵そのものからはみ出たようにも見せているところが秀逸ですね。
メレンデス「水差しなど」コタン「狩猟の獲物、野菜、果物のあるボデゴン」

私は、絵の好みは別にして、メレンデスの《風景のなかの西瓜と林檎》に驚かされました。雄大な風景を背景に果物を描くとは! その果物たちが生きて会話をしているようで、もはや静物画ではありませんね。

あと、ゴヤの<黒い絵>群に属する《魔女の飛翔》が小さくてびっくり。本に掲載された写真をみて、勝手にもっと大きな絵だと想像していたんですね。現物をみないと・・・・・・(《モナ・リザ》が小さくて驚いたという話はよく聞きますが)。記されているサイズをよく確認しておくことも必要ですね。
ゴヤ「魔女の飛翔」

ひとつひとつそこそこゆっくり鑑賞して、堪能しました。絵画展を一通り見て回るのも疲れますね。終わったあとで、エネルギー切れを感じました。

2006.06.21 Wednesday

「プラド美術館展」をみる(1) 案内看板

ずっと楽しみにしていた「プラド美術館展」にようやく行ってきました。連れ合いとふたり、お昼過ぎに上野に到着です。

JR上野駅から上野公園に入り、国立西洋美術館の前を歩いていると、東京文化会館側に案内看板が掛かっていました。ルーベンスの《フォルトゥーナ(運命)》です。
プラド案内00

そのまま行くと、ティツィアーノの《皇帝カール5世と猟犬》が、また少し歩くと、ベラスケスの《道化ディエゴ・デ・アセド “エル・プリモ”》が現れます。
プラド案内01プラド案内02

パフォーマーのパフォーマンスで賑やかな広場を横切ると、ムリーリョの《エル・エスコリアルの無原罪の御宿り》がありました。
そして、東京都美術館の入口に着くと《貝殻の子供たち》が迎えてくれます。
プラド案内03プラド案内04

こんなにいろいろな案内の看板をつくるなんて気合が入っていますよね。鑑賞後に出口に、いくつかのポスターのなかでどれがよかったかというアンケートがあったので、ポスターも何種類もあったのですね。

「プラド美術館展」の本編はまた後日。


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