新国立新美術館「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム展 FROM1989」をみてきた。チケットを持っていたのに、時間的余裕があるからと思っているうちに会期末目前になってしまっていて焦った。
会期末目前の金曜日の夜、空いていたのでゆっくりみられた。
どういう展示なのか知らずに訪れたのだが、テーマを設けて各セクションでテーマに沿った意義ある作品を紹介する展示になっていて、それだけの展示なのに結構見応えがあって、意外に時間がかかってしまった(ほとんどゲームをしないので、ゲーム関係はさらっとみただけなのに)。
技術や手法、主題や時代性など、それぞれ何がその作品の評価になっていたかがわかるような展示になっていて、キャプションを読んだり、流れている動画を見たり、それは時間がかかるはずだ。
見逃していたけど気になっていた作品をみて、やはり見ておかないといけないと認識したものがいくつかあったのも収穫だった。
ただ、マンガについては、テーマを限っていたせいか、もっと幅広い視点でピックアップされていてもよかったのではと感じた(まあ、マンガもそんなには読まないけど)。
それと、「ニッポンの」とある以上、海外との関係性の視点がもう少し必要だったのではないかな。
誰もが、広い展示スペースで思い思いに眺めて、思い入れのある作品に懐かしさ感じたり、新たな発見をしたり、そんなふうに過ごしているようだった。18歳未満無料はあまり関係ないかもしれないが、全体的に若者が多かった。
ついでに、六本木、コンテンツつながりで、ひと月ほど前にみた森アーツセンターギャラリー「ガンダム展 THE ART OF GUNDAM」の感想をちょっとだけ。
展示になんというか熱いものが感じられなくて、あっさりというか、中途半端というか、何をみせたかったのかイマイチ伝わってこなくて、物足りなかった。プラモ販促が目的かと疑いたくなった。
もちろん、安彦良和の原画を生で見られたので、それだけで十分でしたが。