Bunkamura ザ・ミュージアムで「ボッティチェリとルネサンス――フィレンツェの富と美」をみた。
渋谷ユーロスペースでアレクセイ・ゲルマン監督の映画「神々のたそがれ」を観てから、休憩を取って、展覧会へ。どちらも初日、どちらも大盛況なのには驚いた。
ボッティチェリら画家たちの工房とメディチ家などフィレンツェ金融業との関係から展覧会は構成される。
ボッティチェリをはじめとする画家たちの作品はどれもなかなか魅力的ではあったが、残念ながら、そのなかに、これはというほど琴線に触れるもの、これは好きだな、というものはなかった。
しいて挙げれば、ボッティチェリの大画面のフレスコ画《受胎告知》が印象的だった。ただ、画面構成がなにか物足りない気がした。
ポストカードを1枚くらい記念に買おうとショップに入ったが、ポストカード売場がせまく、なかなか見ることができないので、まあいいやという気になってしまった。これは改善してほしい。できれば2か所は設置してほしいな。
こういう感動成分がすり減っているヤツは置いといて、フィレンツェの芸術をぜひ自分の目で確かめてきてください。