世田谷文学館「日本SF展☆SFの国」2014年」7月19日-9月28日
世田谷文学館は初めて。電車で行くのは面倒臭い気がしていたので、自転車でルートをみると近くまでは一本道で行けるので、しばらく乗ってないけど自転車にしようと決めて出かけた(その先の住宅地で時間をくってしまったが)。日射しがけっこうきつかったけど、爽やかだった。
まずもっとも歴史のある「S-Fマガジン」がずらりと並んで、「SFアドベンチャー」や「奇想天外」もいくつか。高校生のころはこれらの雑誌を全部買って読んでいたので、もはや歴史になったと思うと、引っ越しのときにほぼすべて処分したことが悔やまれる。
真鍋博、武部本一郎らのイラスト、小松左京、星新一、筒井康隆、手塚治虫らの生原稿など、貴重なものがたくさん。これは何かの嫌がらせかと思うほど小さな字で書かれた星新一の草稿は誰もが失笑するレベル。
独自の発展をとげ、メディアミックス度の高い日本SF。日本はまさにSFの国だ。幅広い年代の来場者が思い思いの興味で眺めている姿がとても微笑ましかった。
『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』のオリジナルポストカードは売り切れで残念だったが、図録と豆本を買って満足だった。