今年みた美術展のなかからベストなものを選ぶにしても、昨年にもまして回数が減っているので、ベスト5がせいぜいかな。ということで、5つに絞ることにします。
これまではあまり順位を付けてこなかったけど、今回はばっちり1−5位まで決めてみよう。
第1位
印象派、ポスト印象派好きの方はもちろん、そうでない方も圧倒される奇跡のコレクション。すばらしかったのひとこと。
第2位
場所と企画が完璧に調和したすばらしさ。いちばん楽しんだ展覧会でした。
第3位
酒井抱一と江戸琳派好きにはたまらない企画。質、量ともに空前の規模でありました。とくに、抱一の弟子たちの作品の充実ぶりに目を見張った。第1位にあげたいほどの内容でしたが、《夏秋草図屏風》の展示に合わせて行くことができなかったという身勝手な理由で、ちょっと下位に。
第4位
ラファエル前派好きとしては外せない。が、とにかくウォーターハウスですよ。たった2点でもひたすら幸せでありました。
第5位
アルプスの眩しい光で描かれた自然と暮らし。その程度の作品しか知らなかったセガンティーニの生涯をたどるなかで、作家の変化に触れることができた好企画でした。
すごく観たいと思いつつもタイミングが合わずに逃した展覧会もたくさんありました。もう少し観ることができていたら、ランキングは大分変わったかもしれませんが、第3位まではベスト10に必ず入っただろうと確信できるくらい、大満足の展覧会でした。
今はいろいろとやりたいことが多すぎて、展覧会に足を運ぶのが二の次になっている面がありますが、来年もまあ細々と続けていきたいと思っている次第です。
この年の瀬に風邪をひいてしまい、年内にこの記事が書けるかヒヤヒヤでしたが、どうにか書けてほっとしています。
みなさんもお体に気をつけて、よい年をお迎え下さい。来年もどうぞよろしくお願いします。