「国宝 土偶展」を
東京国立博物館でみてきた。
もともと二次元が好きなので、年末に立ち寄ったときにもなんとなく見なかったけど、やはりこれは見逃してはいけないと思い直した。なんといっても、3つの国宝が勢揃いするのは初めてだというし。
到着したのは土曜日の2時前くらいだったはず。その前、いつも空いている地下鉄がやけに混んでいるし、上野の森もかなりの人出、そして東博本館正面のロッカーがほぼ埋まっていたので、相当混んでいるのはわかった。土偶展、覗いてみたら、人の波。
当然後回しにして、
洛中洛外図屏風(舟木本)に向かって、平常展を順番通りにたどる。ついでに講演会を聴いて、ちょっと休憩してから戻ってみたけどやっぱり混んでる。また、舟木本をみに行ったら、講演会の後ということもあって、こちらも混んでいたけど。それから平常展の続きをみてから、まだ混んでいたけど諦めて土偶展に入場。
みんなこんなに土偶に興味があるのかー、というのが最初の感想。
とにかく見ていくと、なんだろう、生命のエネルギーというか、何かそういうものが漂ってきてぞくぞくとしてくる。ひとつひとつが明らかにオーラをまとっている。
「国宝 縄文のビーナス」のふくよかな温かい美しさ、「国宝 中空土偶」の模様の緻密さに感嘆し、「重文 立像土偶」などの斬新なデザインに驚く。縄文のビーナスは上から見ると、すっぱりと平らな頭が渦を巻いていた。
それ以外にも、「重文 遮光器土偶」みたいに、面白いくてすばらしいのやらがたくさん。
「重文 仮面土偶」なんてギャオスだし、太陽の塔にそっくりなのや、ラピュタのロボットみたいなのまであって、現代のデザインなんてみんな、ずっと昔にあったんだと思うと、すごいとしかいいようがない。
土器も土偶に負けないくらいすばらしかった。
とにかくエネルギーをもらえる。みんなが惹きつけられるのも無理ないかも。
残り3週間。これからの土日はもっと混雑するはず。閉館30分前になって新たな入館者がいなくなったら急に空き始めたので、その時間帯を狙うのも手かもしれない。