2008.05.05
八王子に出る用があったので、少し早めに出かけて八王子市夢美術館に寄り、「日本近代洋画への道 高橋由一から藤島武二まで 山岡コレクションを中心に」をみてきた。「安彦良和原画展」以来2度目。
どうやら長年いろいろなところを巡回して八王子にやってきたようだ。

日本の近代洋画の草創期の歩みを、山岡コレクションを中心に振り返る試み。

高橋由一《鮭図》(1879-80)
由一の鮭といえば、東京藝大所蔵の《鮭》が有名だが、この鮭は紙ではなく板に描かれている。鮭よりも板の艶艶した質感に惹かれた(板をどの程度活かしているのかわからないけど)。肉が残っていないから板に目がいったのかも。
徳川慶喜《池畔風景》
狩野派に学んでいた慶喜が油絵を学んだのは大政奉還後らしい。そういうイメージをもってしまっているせいか、なんか枯れた印象の絵だった。

五姓田義松《人形の着物》(1883)
迫力の写実。ここまでの作品はあまり油彩画という気がしなかったけど、これはヨーロッパで描かれたせいか、西洋画の空気が濃密に漂っている。

川村清雄《ベニス風景》
上下のほぼ中心に中心的な構造物を均等に配置し、さらに左右に赤と緑を配置したおもしろい構図。多分その安定感のおかげで心地よさを感じるのだと思う。
岡精一《捜索(奈良・般若寺)》
斬新な構図が評判だったようなことが説明にあったが、まさに写真のような構図を絵に描いたというところがおもしろい。結構好きです。

青木繁《二人の少女》(1909)
勝手な思い込みだけど、青木繁らしからぬ情緒的な作品のような気がする。
手前の向こう向きの少女が岸田劉生の麗子のようにもみえる。
高橋由一、五姓田義松らが師事したチャールズ・ワーグマンの作品もさまざまあった。
伝平賀源内《薬草会議図》(長崎系洋風画)なんてものもあった。
けっこういろいろなタイプの作品があって、近代洋画黎明期の試行錯誤が感じられて興味深い。モチーフにもよるだろうけど、洋画初期の作品たちには、やはり西洋画を目指しつつも日本的な味わいが色濃く感じられた。
どうやら長年いろいろなところを巡回して八王子にやってきたようだ。

日本の近代洋画の草創期の歩みを、山岡コレクションを中心に振り返る試み。

高橋由一《鮭図》(1879-80)
由一の鮭といえば、東京藝大所蔵の《鮭》が有名だが、この鮭は紙ではなく板に描かれている。鮭よりも板の艶艶した質感に惹かれた(板をどの程度活かしているのかわからないけど)。肉が残っていないから板に目がいったのかも。
徳川慶喜《池畔風景》
狩野派に学んでいた慶喜が油絵を学んだのは大政奉還後らしい。そういうイメージをもってしまっているせいか、なんか枯れた印象の絵だった。

五姓田義松《人形の着物》(1883)
迫力の写実。ここまでの作品はあまり油彩画という気がしなかったけど、これはヨーロッパで描かれたせいか、西洋画の空気が濃密に漂っている。

川村清雄《ベニス風景》
上下のほぼ中心に中心的な構造物を均等に配置し、さらに左右に赤と緑を配置したおもしろい構図。多分その安定感のおかげで心地よさを感じるのだと思う。
岡精一《捜索(奈良・般若寺)》
斬新な構図が評判だったようなことが説明にあったが、まさに写真のような構図を絵に描いたというところがおもしろい。結構好きです。

青木繁《二人の少女》(1909)
勝手な思い込みだけど、青木繁らしからぬ情緒的な作品のような気がする。
手前の向こう向きの少女が岸田劉生の麗子のようにもみえる。
高橋由一、五姓田義松らが師事したチャールズ・ワーグマンの作品もさまざまあった。
伝平賀源内《薬草会議図》(長崎系洋風画)なんてものもあった。
けっこういろいろなタイプの作品があって、近代洋画黎明期の試行錯誤が感じられて興味深い。モチーフにもよるだろうけど、洋画初期の作品たちには、やはり西洋画を目指しつつも日本的な味わいが色濃く感じられた。













