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2007.01.21 Sunday

横山大観《生々流転》をみて

東京近代美術館で「都路華香展」をみた後、特別展示「横山大観《生々流転》」をみるために収蔵作品展に向かいました。こちらも楽しみにしていた展示です。

まずは通常通り4階から順にみていきました。みたことがない作品もそこここにあります。
そして、昨年度新収蔵作品の速水御舟《夜梅》が初めて展示されている3階へ。
速水御舟《夜梅》速水御舟《門(名主の家)》
冷たさが伝わってくるような緊張感のある絵です。4階に展示されていた御舟《門(名主の家)》とは対照的な味わいの作品です。どちらも写実と幻想が入り混じった作品に思えました。

川端龍子《金閣炎上》は迫力のある大作です。御舟《炎舞》の冷たい炎(実物をみたことがないのでただの印象です)を並べてみてみたいものです。

のんきに回っていると、「柳宗理 生活のなかのデザイン」に行き着きました。
柳宗理チラシ柳宗理チラシ裏
ここは賑わっていました。東近美に人が向かっていた理由の第一はこれだったんですね。

そして最後に、横山大観《生々流転》。久しぶりの一挙公開だそうです。
横山大観《生々流転》チラシ裏横山大観《生々流転》チラシ
もうひとつ人が集まっていたのはこちら。

山間で生まれた一滴の水が川となって海に注ぎ、龍として天に昇る様を描いた40メートルにおよぶ作品。人や動物の営みもそのなかにしっかりと溶け込んでいます。
これだけ長い作品を描くという発想とエネルギーはどこから湧いてくるのかと、圧倒されました。人生観、精神力、絵の技量など多くのものが試される作品だと思います。迫力だけでないものが感じられる美しい絵でした。

「都路華香展」そして「横山大観《生々流転》」をじっくりみるという贅沢な時間でした。ミュージアムショップにちょっと寄ってみると、柳宗理のコーナーを若者が取り巻いていて、なるほどと思いました。


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