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2006.10.04 Wednesday

「クリーブランド美術館展」をみる

クリーブランド美術館展」をみに、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーに行ってきました。

ここを訪れたのは初めて。連れ合いは森美術館には来たことがあるとのこと。
どうもエレベータに乗るときからとっつきにくい印象で、苦手です。さて入場したのですが、作品リストがない!! ということで絵をみる前から減点。

まずは、女性を描いた肖像画を中心とする展示。ここではモネ《赤いスカーフ、モネ夫人の肖像》(1868-78)。この絵が完成した翌年に夫人が亡くなったことを知っているからかもしれませんが、いかにも寂しげに振り返っている様子にみえます。

 モネ《赤いスカーフ、モネ夫人の肖像》

そのほかでは、モリゾが姉を描いた《読書》(1873)とベナール《マドレーヌ・ルロールと娘イヴォンヌ》(1879-80頃)がよかった。どちらも安定した、据わりのいい落ち着いた印象です。黒の効いた絵が好きというのもありますし。

モリゾ《読者》ベナール《マドレーヌ・ルロールと娘イヴォンヌ》


その隣に移動すると、セザンヌ、ゴーガン、ゴッホの作品。セザンヌ《小川》(1895-1900頃)はみればみるほど輝いてくる作品。しばらく独占してみていたい気になりました。

 セザンヌ《小川》

ゴーガン《波間にて》(1889)。葛飾北斎《富嶽三十六景・神奈川沖浪裏》を思い出してしまい、女性が巨人にみえてしまいました。

ゴーガン《波間にて》葛飾北斎《富嶽三十六景・神奈川沖浪裏》


ゴッホ《大きなプラタナスの木》と《サン=レミのポプラ》も力強さがあってよかった。絵具の浮き上がったタッチが、印刷物では平板になってしまうので魅力がなくなってしまいますね。

ルドン《花瓶の花》(1905頃)は主題が左下に集まっているせいなのかわかりませんが、なんだか惹かれました。ちなみに連れ合いは、花瓶の右側に描かれたサインのあまりの小ささに笑っていました(まるで蟻のよう!)。

 ルドン《花瓶の花》

マグリット《秘密の生》(1928)は不思議な気分にさせられます。ミュンターの《未来(ストックホルムの女)》(1917)はマティスっぽいなと思いました。

作品点数も少なくて、全体的に物足りなさが残りました。クリーブランド美術館は古典絵画も多く収蔵しているようですし、もう少し何とかならなかったのかな、というのが正直な感想です。
さらに、連れ合いが欲しがった<モネ夫人の肖像>のポストカードが売り切れだったのも印象をさらに悪くしてしまいました(もうひとつ、モディリアーニ《女の肖像》も売り切れ)。
なんとなく消化不良のまま、図録も買わずに退散と相成りました。

2019.09.17 Tuesday

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コメント
キリルさん、こんにちは
実は私もヒルズが苦手で、この展覧会、ヒルズでなければもっと楽しめたのではないかと思っています。
もっとこじんまりとした美術館で、サロン風な雰囲気を醸して、作品リストもしっかりとあり(私も作品リストなしには憤慨です!!!)そうであったら、それぞれの絵の魅力がより出たのではないかと思いますね。
やはり絵画は飾られる場所に左右されると実感しました。
>アイレさん、こんばんは。
なんとなく冷たい印象まだ残っています。きっと場所のせいなのでしょうね。
次回出かけることがあったらそういう気分を甦らせないようにして行きたいと思います。
  • キリル
  • 2006/10/23 10:45 PM
こんにちは
やっぱりどうも主催側に不満がたまりますね。
絵画そのものは悪くなかったのに。
作品リストがない上、メモを取るのが難しい状況なので、ソファでぐにぐに書いてたら、名前を書き間違えたりしましたよ(笑)
モネ夫人の絵とゴーギャンとゴッホとが特に心に残りました。

以前クリーブランドの東洋絵画展をみましたが、それは奈良国立博物館とサントリー美術館とで開催したので、全く不満のないよい展覧会でした。
  • 遊行七恵
  • 2006/10/24 11:16 AM
>遊行七恵さん、こんばんは。
見おわって、ああよかったな、と思いながら帰りたいですよね。印象に残る作品がいろいろあっただけに残念でした。
これからは主催者のこともちょっと気にしてみたいと思います。
  • キリル
  • 2006/10/24 8:06 PM
こんにちは。
TBありがとうございました。

セザンヌとゴッホの小部屋は
大変贅沢でしたね。
あれがないとこの展覧会
イマイチな雰囲気さえしました。
>Takさん、こんばんは。
本当に小部屋でしたけど、それだけにひとつひとつの良さが際立っていましたね。
  • キリル
  • 2006/10/29 2:19 AM
キリルさんこんばんは。
行ってきました!森美術館。
確かにエレベーターのあたりとか、少しとっつきにくい感じはしましたね(笑)

作品リストないのは残念でした。
でも私の場合単純で、自分の好みのきれいな女性の肖像画をああやって並べられると、もう大抵満足してしまうのです。

セザンヌの小川、独占したくなるの分かります。私もしばらく絵の前に立ちぼうけでした。素晴らしかったですね。


>marimoさん、こんばんは。
このエントリはちょっと愚痴っぽかったですが、そろそろネガティブなほうの印象が薄れてきて、よかった絵の印象ばかりが残っています。
とくに最初の2部屋にはいい作品が集まってましたね。
  • キリル
  • 2006/11/06 10:23 PM
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クリーブランド美術館展 女性美の肖像9月13日 森アーツセンターギャラリー(〜11月26日)  レディースデーを利用して、六本木ヒルズに行ってきました。 アメリカ・オハイオ州のクリーヴランド美術館の巡回展です。総数で60点。国際巡回展という割には少ないです
  • 青色通信
  • 2006/10/23 5:40 PM
クリーブランド美術館展を六本木ヒルズまで見に行く。 ヒルズには去年のフィリップスコレクション以来だ。 人波を泳いでたどりついた去年に較べ、今回は麻布十番からの徒歩だからか、場所によっては全く無人という状況にも入った
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今日は六本木ヒルズで開催されているクリーブランド美術館展に行ってきました。 森美術館や六本木ヒルズには始めて行ったのですが、広々として活気のあるとてもよい空間だなぁと思いました。 クリーブランド美術館はアメリカのオハイオ州、クリーブランドに191
  • MARIMO
  • 2006/11/05 1:55 AM
六本木ヒルズ森美術館で開催中の クリーブランド美術館展行って見ました♪♪♪ クリーブランド美術館展
  • まろ茶らいふる
  • 2006/11/07 5:20 PM

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