2023.08.20 Sunday
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2017.06.11 Sunday
久しぶりに山種美術館を訪ねた。今回の企画展は、江戸時代から現代までの花を描いた作品たち。
さまざまな草花をみていると、こういうのはやはり日本画に限るなあ、と思う。もちろん好みのことである。派手でなく、素朴でデザインに昇華したような作品、そんなのが好きだ。
奥村土牛《木蓮》の深みのある美しい赤、小林古径《白華小禽》の淡くて、雑味を省いた構成。
酒井抱一や速水御舟はもちろんすばらしいし、杉山寧もとてもいい。みているうちに、ああ日本画ってすばらしいな、とじわじわと沁みてきて、とても豊かな気持ちになった。
今回、酒井鶯蒲という江戸期の絵師の《紅白蓮・白藤・夕もみぢ図》があったので、これはメモとして残しておこうと思った。
この名前を聞いたことはなかった(か、あるいは気に留めたことがなかったか)。琳派と現代をつなぐような、シンプルで端正な構成が魅力的だった。
いいものをみて、心に栄養をもらうと、生きる活力が湧いてくる。
JUGEMテーマ:アート・デザイン