「エヴァンゲリオン展」東京展
松屋銀座8階イベントスペース 2013.8.7-8.26
アニメとしてのエヴァンゲリオンに焦点を絞った本格的なエヴァ展。
TVシリーズのセル画、貞本エヴァの漫画複製原画、新劇場版の各種設定資料、生原画などで構成され、アニメーションとしてエヴァンゲリオンがどう作られていったのかを知ることができる。これがほんの一部なのだから、かかわる人や手数のすごさが想像できるというもの。アニメは物量だ!と思える。
TVシリーズのセル画も思っていた以上に丁寧で緻密だったし、貞本義行の漫画版の複製原画は印刷よりずっときれいだったし、新劇場版の設定や背景の細かさに、手間を惜しまずにいいものを仕上げるという強い想いを感じた。
アニメーションにする過程として破の第8使徒戦が取り上げられていたが、あの驚異の場面が、(サッカー日本代表ではないが)個と集団のちからが組み合わさって誕生するところをまざまざとみせられて、感激するしかなかった。
ハイライトはやはり原画だろう。複製原画でも十分に堪能できるが、生原画の息づかいには溜息が出た。自分は、誰の作画なのかというのは少ししかわからないけども、独特のなまめかしさがある本田雄の画には惹かれる。
エヴァンゲリオン好きならもちろん行くに決っているだろうけど、アニメ好き、とくに原画好きには絶対にみてほしい展覧会だ。
会場内にはバッハの無伴奏チェロ組曲が流れていました。
グッズもたくさん揃っていて、散財すること間違いなしです。
松屋銀座でほとんど買い物したことないのに、ポイントカード作っちゃいました。
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