東京都現代美術館「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の特撮」
2012.7.10-10.8
少年は特撮に夢を見る。わくわくしながらTVやスクリーンの前に座る。大人は熱意を胸に、さまざまな工夫を凝らしてミニチュアの世界を拡げる。そんな熱気をそのまま持ち込んだ企画に、少年時代の記憶が甦る。あの特撮全盛期に少年時代を過ごした少年たちの多くがSFファンなのは決して偶然ではない。少女は?
『巨神兵東京に現る』 企画 庵野秀明 巨神兵 宮崎駿 監督 樋口真嗣
あの巨神兵が東京を焼き尽くす短編特撮映画が実写で観られるなんて。
それもCGは一切使わず、ミニチュアを駆使して、そこに新たな知恵を加えて。メイキング映像と併せて見ると、まさに特撮への愛と誇りを感じさせてくれる。派手なCGよりよっぽどリアリティが感じられる。製作は大変だろうけど、やはり手作り感(作られたものにこもっている情熱)が半端ない。こんなの見せられた日にはもう。
特撮美術倉庫のそれっぽい雰囲気、それに撮影可能だった最後のジオラマ「特撮スタジオ・ミニチュアステージ」には興奮したなあ。
あのジオラマの雰囲気をもう一度味わいたい!という方はtkd011さんがアップしているYouTube動画
「特撮博物館のジオラマ」あたりをどうぞ。
特撮博物館には愛と熱気が溢れていました。あまりに混んでいて、なかなかゆっくり観られなかったのが心残りではあるけども。会期早めに行くべきでしたね。