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2010.11.04 Thursday

セーヌの流れに沿って@ブリヂストン美術館

ブリヂストン美術館 「セーヌの流れに沿ってー印象派と日本人画家たちの旅」 2010.10.30-12.23

セーヌの流れに沿って@ブリヂストン美術館
相変わらずの予備知識なしで飛び込んで、びっくり。実はいつものようにブリヂストン美術館所蔵作品で構成されたものだと思い込んでいたので。

セーヌ川沿いの5つの場所ごとに印象派および日本人画家の作品で構成された展示。ブリヂストン美術館、石橋美術館、ひろしま美術館を中心に、多くの美術館、画廊、それに個人蔵も含めた所蔵作品が集められていて、東京にいながらにしてこんなに多くの作品がみられるとは本当にしあわせなことだと感じた。

モネをはじめとする印象派の名品の数々は当然として、なかなか馴染みのない日本人画家たちの充実ぶりには驚かされた。
梅原龍三郎、浅井忠、黒田清輝、岡田三郎助、荻須高徳、藤田嗣治、佐伯祐三といった有名どころのほかにも、高田力蔵《雨後のサン=マメス》児島虎次郎《風景》は正統派の力作という感じだし、満谷国四郎《モレーの運河》なんかはタッチが好きなタイプ。蕗谷虹児のパステル画、水彩画まであって、挿絵だけじゃないんだーと目を見開いてしまった。知らなかったなあ。
ほかに小野竹喬、土田麦僊ら日本画家の作品もおもしろい。土田麦僊《ヴェトイユ風景》なんてテンペラだし。パステルなどを試して、最終的に発色で決めたとか。

気に入ったのはマルケとモネの作品。
マルケ_ポン・ヌフとサマリテーヌ
アルベール・マルケ《ポン・ヌフとサマリテーヌ》(ひろしま美術館)
もともとマルケはわりと好きなんだけど、どうやらこういうややさっぱりとしたタッチは自分の好みらしい(とは、ツレの指摘)。
《ポン・ヌフ夜景》(サントリーミュージアム天保山)は離れるととても美しい景色。

モネ_花咲く堤、アルジャントゥイユ
クロード・モネ《花咲く堤、アルジャントゥイユ》(ポーラ美術館)
近景に密集する花を描き、遠景というか中景というかに工場なんかのシルエットを置いた、こういうタイプのモネの絵をあまりみた記憶がない。近くに寄ると花の堤が迫ってきて、遠くから眺めると向こうの景色が目立ってくるという、不思議に印象が変わる絵だ。

モネ_セーヌ河の朝
クロード・モネ《セーヌ河の朝》(ひろしま美術館)
この作品は初めてだけども似たような絵は目にしているので、とくに新鮮味もないと思っていたところ、ちょうど隣の室に移ったら正面にこの作品がみえて、なんて美しいんだと感激した。ブリヂストン美術館の場合、作品の位置によっては、相当離れたところからみることができるので、モネのような、離れるほどすばらしい絵を堪能することができる。

最後はエトルタ海岸を描いた作品が並ぶ。象のような断崖が特徴的なこの場所を、いろいろな角度から多くの作家が絵にしている。
なかでも夕景をきれいに描いたクールベの作品がいい。
クールベ_エトルタ海岸、夕日
ギュスターヴ・クールベ《エトルタ海岸、夕日》(新潟県立近代美術館・万代島美術館)

正直これほどの日欧の画家の作品が日本にあるということが驚きで、しかも、しつこいようだけど、それがこれだけたくさん東京に集まったことがまた驚き。こういう、いろいろな美術館などから集めた企画展がもっといろいろとあればいいのにと思う。
とにかく行きましょう。ほんとうにすばらしい展覧会です。


最後に、第2室に押し込められた常設コレクション。
ロートレック_サーカスの舞台裏
ロートレック《サーカスの舞台裏》
ほぼモノクロのこれが油彩画だというから驚き。初めてお目にかかった作品。
ブリヂストン美術館、まだまだもってるなー。

というわけで、大大大満足の展覧会であった。

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コメント
ごぶさたです。
ここに行くのは6回目ですが、他館所蔵品が半分以上占める、いわゆる特別展は初めてでした。
クールベ良かったですね。
シャガールはダメでしたか。
今週、大原とひろしまに行く予定なので楽しみです。

では、また。
  • ベンゼン
  • 2010/11/15 1:41 PM
★ベンゼンさん、こんばんは。
自分もここでこれだけの規模の特別展は初めてでした。常設展で十分楽しめるコレクションですが、いい展覧会を開いてくれたと感謝しています。
クールベの風景画の印象というのがそもそもないので、クールベ作品だよと言われなければわからなかったとは思いますが、きれいな絵でした。とくに触れませんでしたが、シャガールはシャガールらしいモチーフと色でよかったですよ。
大原とひろしまですか、うらやましい。ぜひ感想を聞かせてください!
  • キリル
  • 2010/11/16 11:50 PM
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