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2017.06.06 Tuesday

バベルの塔展

JUGEMテーマ:アート・デザイン

 

早々に行けなくてすっかり遅くなってしまった、会期末が迫っているミュシャ展に狙いを定めていたが、そこは人気の展覧会、しかも日曜日という悪条件、一日中すごく混雑しているとの情報が伝わってきて、今の根性なしの状態では断念するしかない。で、予定を変更してこちらの展覧会へ。

(とはいえ、行ってからもう一週間以上が経過してしまった。)

 

 

ピーテル・ブリューゲル1世《バベルの塔》、聞いていたとおり、想像するより結構小さい作品なので、拡大した映像や画像がなかったら、そのあまりに小さな人々の営みほとんどわからない。だけど、真ん中にどっしりと据えられたバベルの塔の存在感は、その小さな絵のなかでも際立っている。そして、美しい。たしかにこれは一生に一度は観ておきたい作品。

時代を経ながら天への登っていく塔はひとつの町。教会もあり、人々の暮らしがそこにはあった。解説にもあったように(たぶん)、ここで描かれているのは神に挑もうとした傲慢な人間の姿ではなく、むしろ天にも届くような強大な塔の建設に邁進する創意工夫にあふれた人間の姿に見える。人間賛歌とでもいうような。当然、正反対の見方もたくさんあるわけですが。

 

展覧会マスコットにもなっている《大きな魚は小さな魚を食う》の隅っこに描かれているモンスター。なんだこれは!というよりはひたすらユーモラスで愛らしい。ヒエロニムス・ボスの作品が出ているので、てっきりそうかと思うけど、これはボスに影響を受けたブリューゲル父の版画。おもしろいものです。

 

ボスとブリューゲルだけで満足だった。

 

ちなみに、大友克洋のバベルの塔を観るつもりにしていたのに、すっかり忘れて帰ってしまったことに、3日経ってから気がついた、という間抜けな管理人。もう一度行けるかなあ。

 

 


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